ほら〜話
部屋でテレビを見ていたら、どこからともなく、
「ガサガサッ!!」
何かの物音が。
部屋には私1人。当然、この部屋から私の知らない物音などする筈は無い・・・
「えっ、何? ドロボウ!?」
部屋に、いつにない緊張感がたちこめる。
しかし、スグ冷静になって考える。
「ドロボウなら、流石にこんな小さな部屋じゃ、どんなマヌケでも気付くハズ。」
捜査は振り出しに。しかし、すぐさま別の推理に行き着く。
「もしかして、幽霊とかポルターガイスト現象とか、ソッチの類?」
私の背中に恐怖という名の戦慄が奔る!
取り敢えず周りの状況を確認。私の見える範囲内に異常は見られない。
私の視界から状況が確認出来ない場所は、洗面所と浴室、そしてトイレの3箇所。
私は意を決して、その3箇所の状況確認をする事にした。
先ずは、洗面所。
カーテン越しに中を覗くも、ボヤけていて状況が掴めない。
私は、恐怖に震える心を必死に抑えカーテンを開ける!
・・・特に異常は無いようだ。
次に、浴室。
浴室は洗面所のすぐ隣。私はそのまま浴室のドアを開ける!
・・・ここにも異常は見られない。
「気のせいだったのか・・・?」
そんな事が脳裏を過ぎりながらも、最後の確認に足を向ける。
トイレ。
ココに来た時、私はある程度の落ち着きを取り戻していた。
「私の思い過ごしだったのだろう。」
そんな事すら考えていた。
しかし、この考えが甘かった事をトイレのドアを開けた瞬間に思い知る事になろうとは、この時点では思いもしなかったのだ!
ドアノブの手をかけ、何も無い事を祈りつつ、私は勢いよくドアを開けた!
「!!!!!」
声にならない衝撃!?
ソコに広がっていた世界は、私の想像を遥かに超えていた。
なんと、
「壁に貼ってたポスターが剥がれて床に落ちてたのだ!!!」
さぁ、ツッコミプリーズ!!?
ゴメンナサイね、いっつもこんなんで・・・ でも、別の意味で涼んで頂けたかなぁ? 一応、ほら話だし(笑)